2 日 目  イ ン ド 最 南 端 へ  

 

ベンガルールに到着しインド最南端へ
 ベンガル―ルに着き、飛行機から  ターミナルに入ってあまり歩かないうちに、eVISAとアライバルビザのカウンターがあった。ここで並ぶのと、手続に30分ほどかかった。

  eVISAの場合は、ネットでとったビザを印刷して渡すと、パスポートにビザのスタンプが押される。印刷した紙だけでは効力がなく、スタンプを押してもらわないといけない点に注意が必要。
  入国審査場の列。ざっと見て1時間ほどかかりそうだったが、eVISAの手続きが入国審査も兼ねていて、ここには並ばずに入国できた。

 日本でビザをとった場合や、マルチプルのビザの場合(eVISAも5年有効になったので、有効期間中に再度、利用する場合も含まれる)は、この列に並ばねばならない。
  入国後、税関の手前で荷物を機械に通さねばならない。この列で30分ほど並んだ。そして預け荷物を受け取り、出口の手前にあったATMへ。ここでキャッシングしようとしたが、うまくいかず(インド滞在中もうまく使えなかったATMが多かった)、結局、両替屋を利用した。

 出口から出ずに、そのままチェックインカウンターへの連絡口を通った。いったん出口から出ると、入口を入るときに荷物検査があるため。

 この空港のチェックインカウンターは、国際線と国内線が同居している。これから搭乗するインディゴ航空の国内線のカウンターへ。夜中ではあるが、かなりの行列だ。でも、窓口が多く開いているので、15分ほどで搭乗券を手にすることができた。.


 
 チェックインを終え、上の階にすすむと、国内線と国際線の動線が分かれ、国内線の保安検査場へ。保安検査場では2、3人待っただけで、制限区域内に入った。

 すぐにプライオリティパスで入場できるBLRラウンジに向かった。数少ない空席に座ることができた。このとき、2時20分で、到着から2時間かかったことになる。
 
 狭いのが難だが、わずかな種類だったが、食べ物もあり、国内線ラウンジとしてはよかった。夜中の2時間半ほどの待ち時間をすごせてよかった。

 夜中であったので、コーヒーだけいただいた。荷物は預けているので、安心して仮眠もできた。
 
 
 上左  搭乗時刻少し前にゲートに向かった。ベンチはすべて埋まっていて、立つ人も多い。

 国内線でも深夜便が少しある上、早朝便は5時台から多くあるためだ。

 上右  搭乗便は、インディゴ航空6E873便、ティルヴァナンタプラム行き。

 左  バス連絡で飛行機まで運ばれタラップで搭乗。車いすが使えるスロープ式のタラップだ。
 
 上左  タラップ上から見た機体。

 上右  機内。半分くらいの席が埋まっていた。

 左  ティルヴァナンタプラム到着の30分ほど前、東の空に日の出が見えた。

 
 
 上  到着後、荷物を受け取ると、タクシーの受付へ。プリペイドだと思ったら、金額の書いたレシートを渡されその金額を払う仕組みだった。350ルピー(約520円)。

 タクシー乗場から見たターミナル。空港名の看板は、旧名トリヴァンドラムと書かれている。

 左  15分ほどでバススタンドに到着。写真は乗ってきたタクシー。背景に写っているバスの向こう側に止まっているナーガルコイル行きに乗って、終点で乗り換えろと言われた。
 乗車した8時発のナーガルコイル行きのバス。

 下左  後の出入口のすぐ前の座席の下に荷物を置いた。すわったのも、その席。

 バスは、片側2人、もう片側3人がけの座席だった。

 下右  車掌が切符を売りにくる。終点まで90ルピー。
 
  2時間30分かかってナーガルコイルのバススタンド着。

 下左  カニャークマリ行きのバスに乗り換え。

 下右  このバスはすいていた。カニャークマリまで30分、12ルピー。
 
 カニャークマリの中心部で下車し、「ホテル サンワールド」へ。街の中心の十字路から1分の近さだった。

 カニャークマリはインド大陸の最南端。地図でいうと、三角形をしたインドの一番下の街だ。

 12時前に着いたのが、チェックインできて部屋に入れた。
 
 部屋はそこそこ広かった。残念だったのは、写真上部にエアコンがあるが、使用できなかったこと。たぶん、予約した料金はノンエアコン料金で、エアコンのリモコンを渡されなかったのだろう。冷蔵庫がなかったのも残念。

 ただ、カニャークマリは意外と涼しく、エアコンなしでも何とかしのげた。1時間ほど休憩。
ミールス食べてヴィヴェーカーナンダ岩へ
 13時ごろ外出。ホテルサンワールドから1分で街の中心の十字路。さらに1、2分歩くと、レストランが数軒集まっている。その中の1軒である「デヴィホテル」に入店。

 「デヴィホテル」っても宿泊するホテルじゃなく、レストランだ。インドでは、レストランをホテルということが、かなり多い。泊るためのホテルか食べるためのホテルかは、見た目で判断するしかない。ややこしいのは、ホテルを名乗らないレストランもあることだ。どちららかというと大衆食堂的なところでホテルを名乗るようだ。
 
 
 上左  メニュー表は写真入りの立派なもの。

 上右  店内はすいていた。

 左  ミールスを注文。ミールスは、カレー定食。ご飯とパパダム(米、豆、ジャガイモなどからつくったせんべいのようなもの)、おかず3品がターリ(大皿)に乗せれられ、別にカレー3種とヨーグルトがカトリ(小皿)に入っている。
 
 カトリに入ったものを拡大。カレーやヨーグルトはご飯に混ぜて食べる。

 左上はヨーグルト。味はついてないが、カレーと混ぜると、カレーがまろやかになる。

 右上はサンバル。豆の入ったカレーで、南インド滞在中、一番みかけたカレーだ。(インドネシアの激辛調味料サンバルとは別物。)

 左下はやや甘口、右下は辛口の野菜カレー。

 地元民は指でつまんで食べているが、スプーンが出されたのでスプーンを使った。カレーと言っても、日本でいうスープカレーなので、指では食べにくそうだ。(後日、何度も指でつまんで食べた。)
 
 
 上  食後は海岸に出てみた。沖合に2つに島が見える。左はヴィヴェーカーナンダ岩、右はテルヴァッルヴァル像がたつ岩。後で、ここには渡るつもりだ。

 左  インド本土の最南端。この陸地の先端がインド大陸の最南端だ。あたりは沐浴場になっていて、多くの人々が水浴びをしている。
 
  岩に渡ろうと、乗場に向かった。海岸沿いに、赤白の縞模様の壁がある。クマリ・アンマン寺院。ここは翌日行ってみようと思う。
 
 フェリー乗場に到着。切符売場を見て、唖然。すごい行列で、どうしようかと迷うほどだった。でも、せっかくやってきたインド最南端。岩の南端は、先ほど見た大陸最南端よりもまだ南なので、行ってみたいので、並んだ。
 
 切符売場では30分ほど並んだ。売場の先にも行列ができていたので、すぐに乗れるわけはないとわかっていたが、船に乗る直前の待合室内の行列を見て、この際、時間を気にせずに並ぼうとあきらめの境地になる。切符を買った後は1時間半待ったので、切符売場までと合わせて2時間待ったことになる。
 
 16時過ぎの船にようやく乗れることになった。

 何と船に乗る列は男女別になっていた。写真はフェリーと女性の列。

 女性を先に乗せるのかと思ったが、そうではなく、男女の列の間に救命胴衣の山が置かれ、それを各自でとって、乗船。列は意味をなさず、早い者勝ちだ。救命胴衣がなくなれば、あとの人は次のフェリー回しになる。
 
  フェリーに乗船。ヴィヴェーカーナンダ岩までは300mほどだが、大陸と岩の間には流れの早い箇所があり、大きく揺れて怖い。10分ほどで岩に到着。

 下左  岩に到着すると、丘の上に聖人ヴィヴェーカーナンダを祀る記念堂が建っている。内部は撮影禁止。
 
 
 上右  巨大なティルヴァッルヴァル像が建つ隣の岩。岩の間は50mほどで、フェリーはこちらの岩も行くものと思っていたものの行かなかった。

 左  岩の上の記念堂。

 
 
 記念堂を見た後は、岩の最南端からインド洋を見て、ここがインドの一番南なのかと感慨にふけった。
 
 街に戻るフェリーに乗るために、またまた行列に30分ほど並んだ。

 写真は岩にやってくるフェリーで折り返しの便に乗船した。写真のあたりが急流なのだ。
 
 10分ほどで街に戻る。フェリーを下りたあたりから先ほど歩いた海岸を見る。四角い建物がクマリ・アンマン寺院。

 下左  下船した近くの売店で飲物を補給。

 下右  ミリンダ。日本では昔はよく飲んだが、今は見かけなくなったのでなつかしい。

 ホテルに戻ると18時前。少し休んで夕食に出るつもりだったが、熟睡してしまった。起きると21時ごろで、もう店もあまり開いていないと思い、夕食は抜きにした。
 

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