3 日 目  カ ニ ャ ー ク マ リ 

 

カニャークマリをぶらぶら散策
  この日は丸1日、カニャークマリを散策してあちこち見て歩こうと思う。

 ホテルの屋上から日の出が見えるということだったが、日の出時刻には起きられなかった。起きたのは9時。初日は空港ラウンジで仮眠しただけなので、疲れが出ていたので仕方がない。

 10時ごろに散策開始。まずは朝食。前日、昼食をとった店のすぐ近くの「ホテル ヴィスワ」に入った。
 マサラドーサを注文。ターリに大きなマサラドーサとドーナツのような形のワダがのっている。

 すぐに、店員がターリの凹んだ部分にタレを入れにきた。ヨーグルト、サンバル、そしてトマトチャツネ。

 
  ドーサは、南インドのクレープ状の食べ物だが、米で作っているのが特徴だ。

 ドーサの中でも、一般的なマサラドーサは、ジャガイモをカレーコロッケの具のようにしたものが中に入れてある。

 ワダは、ウーラットダルという豆から作ったドーナツ。でも甘くなく、特に味はない。

 
 マサラドーサの具。

 ドーサもワダも、3種のタレをたっぷりとつけて食べた。
 
 食後は、前日も行った沐浴場へ。服を着たままで多くの人々が海に入っていた。

 カニャークマリはヒンドゥー教の聖地の1つで、海で沐浴するのが特徴。沐浴で最も有名なヴァラナシに比べ、喧噪さがなく、静かで落ち着いている。
 
 足を水につけてみたが、かなり冷たい。ヴァラナシのガンジスの水は、汚い印象が強いが、ここの海の水はきれいだ。
 
 西の方には螺旋状のスロープで上がるビュータワーが見えた。日の出、日の入を見るための施設らしい。
 
 続いてくマリ・アンマン寺院に行ってみる。要塞のように周囲は高い塀で囲まれている。

 下左  入口付近。

 下右  この写真の手前で履物を預け、ここからはだしで入る。この先は撮影禁止だった。

 この門を抜けると中庭があるが、その先は巨大な寺院の建物。実は、壁の内側は境内の敷地で、いくつかの寺院建築があると思っていた。そうじゃなく、外の壁に接して巨大寺院があるのだ。箱型をしていて、その中心には本殿にあたる部屋があり、クマリの神像が置かれている。

 入口はすぐに入れたが、建物の中で、長く並んだ。男は上半身裸になるのが原則とガイドブックにあるが、3分の1ほどの男は裸にならず、自分も裸にならなかった。
 昼食に入ったレストランは「タージホテル」。

 下左  半地下のようなところが店になっている。

 下右  入口横で生ジュースも販売していて、オレンジジュースはそこから運ばれてきた。
 
 
 メニューにはヌードルとだけあったので、スープ麺か焼きそばかどうかわからなかったが、焼きそばだった。

 下左  海岸に沿って北上する。白いキリスト教会があった。どことなく、新興仏教風の印象があるが、十字架でキリスト教会だとわかる。
 
 
 上左  中に入るには履物を脱いで入る。インド滞在中、キリスト教会でも裸足で入るところがいくつかあった。

 椅子が少しあるが、礼拝は床に座ってするのだろう。

 左 祭壇。鮮やかな色が使われているのが特徴。今まで見たことがないタイプの祭壇だ。
 海岸を歩くと漁村に出た。多くの漁船が浜に上げられている。

 道沿いには、キリスト教の祠がいくつかあった。ここの漁民はキリスト教徒が多いのだろうか。
 
 
 上左  さらに歩くと、かなり大きなキリスト教会があった。

 上右  ここの特徴は。祭壇の中央、十字架のキリスト像の上に聖母マリア像があること。聖母マリアが十字架より大きい。

 左  この教会も裸足で入るようになってた。中には座席はなく、礼拝は床に座って行うのは先ほど訪れた教会と同じだ。
 
 
  上左  この教会の奥のほうに礼拝堂があり、行ってみた。

 上右  礼拝堂のテラスからは海が目に前に見える。一般の民家の敷地内に、教会の塔のようなものもある。

 左  このあと、国鉄駅に行って、翌日乗車する列車の時刻を確認した。

 そして街の中心に戻り、BARを発見。
 
 インドでは特別な許可を得ないと酒類を出る店を営業できず、多くはホテルに付属しているバーなどで出されている。

 サンガムホテル(ここは宿泊するためのホテル)の付属のバーに入ったのだ。

 ビールは、インドで一番流通しているキングフィッシャーのほかに、地ビールがあり、ブラックパールという毎柄を注文。

 暑い中を歩き続けてきたので、涼みながらビールを飲むのは最高の気分で、1時間近く休んだ。
 
 
 ガンディー記念堂。ガンディーの遺灰は、各地の海や川に流されたのだが、流される前に、ここに安置された。

 ガンディーの功績をたどる絵が展示されているが、ほかは記念堂らしい展示はほとんどない。
 
 テラスに出てみると、昨日、フェリーで渡った島がよく見える。写真の右手のほうに沐浴場がある。
 
 クマリ・アンマン寺院もそばに見える。壁の内側が中庭のようになっているのではなく、巨大な四角い寺院になっていることもわかる。
 
 カーマラーシ記念堂。

 インドの政治に影響力を持った人物の記念堂だが、中を歩いただけ。
 
 日の入は、ビュータワーで見ようと思っていたのだが、近くまで行くとかなり混んでいたのでとりやめ。さらに西へ歩くとサンセットポイントがあり、そこで夕日を見た。

 地平線近くには雲があり、海に沈む太陽は見られなかった。写真は、雲に太陽が隠れる寸前のもの。
 
 夕食は「ソナーバンチャラホテル」でとった。
 
 チキンマサラとチャパティを注文。

 下左  店内。

 下右  クマリ・アンマン寺院の前の参道にある商店街。ここだけが夜になってもにぎわっていた。
 
 
 ヴィヴェーカーナンダ岩はライトアップされていた。

  ホテルに戻ると20時。結構時間がかかり、10時間がかりのカニャークマリ散歩だった。

 

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