13 日 目  ハ ン ピ (2日目)

 

 

 

ハンピ王宮地区を歩く
 朝食がついているはずなのだが、どこに行けばよいかわからず、いったんフロントに立ち寄る。2階と聞いて、2階に行ったが、すぐにはわからないような場所に朝食会場があった。

 朝食は定食になっているようだ。受け取ろうとすると、クーポンが必要だと言われた。チェックインのさいにクーポンなど受け取っていないぞ。

 再びフロントに行って、クーポンを渡すように言うと、なぜか、一緒に行くと言って、朝食会場へ行き、そこのスタッフに何か言って、食べることができるようになった。そして、定食を受け取った。
  渡された定食。

 上列は、左からポンガル(香辛料を入れて米を炊いた"おじや"のようなもの)、サンバル、ラッサム。中列は、ウプマ、ヨーグルト。下段は、目玉焼き、ワダ、イドリ。別にセルフでコーヒー。
 
 朝食会場。突き当りが定食の受取場所。
 この日もハンピへ。前日回ってない遺跡を回ることにする。

 バススタンドへ。キオスクで、飲物を仕入れる。
 8時30分ごろのハンピ行きのバスに乗車。
 
 この日は丸1日、ハンピに滞在できる。王宮地区と呼ばれるエリアを歩き回り、時間が許せば博物館も行ってみようと思う。

 バスをハンピ村の4kmほど手前で下車する。スマートフォンの地図と景色を見比べて、王妃の浴場が見えるところで下車した。
 
 浴場の内部。
 浴場を取り囲む回廊。

 下  マハーナヴァミ・ディッパ。

 王妃の浴場から1kmほど歩いて到着。この日も暑く、炎天下を帽子と傘を使っていたものの、歩いての移動は大変だった。

 3段のピラミッド状になっている高台。式典のパレードの際など、王はこの最上部から見ていたという。
 
 
 
 最下部の台座には、象やラクダが行進する様子が彫られている。
 
 最上部から見た付近の様子。建築物は見られないが、建物の遺構らしきものはたくさん見える。

 下  つぎに階段井戸に向かったのだが、その手前に何やら細長い建造物が人間の顔のあたりにある。ひょっとして水路かなと思い、中が見えるところまで行った、
 
 
 上左  やはり水路で中は水が流れるようになっていた。ミニ水道橋のようなものだ。

 上右  水路を超えるとすぐに階段井戸があった。

 左  階段井戸。美しい模様の階段が貯水槽の中にある。
 
 シークレット・シャンバー。地下室の屋根の部分がなくなっているが、もとは秘密室だったのだろうか。

 下左  下へ下りる階段。この階段を下りたあと、地上から写した写真で、地下室の向こう側を通って、写真では左側から地下室に入るようになっていた。

 下右  地下室内にて。
 
 ハザーララーマ寺院。

 王宮地区内に残る唯一の寺院。

 下左  屋根には細かい彫刻が多い。

 下右  本堂内。
 
 
 
 上  ザナーナー・エンクロージャー。

 周囲が塀で囲まれた宮廷女性のエリア。左側に入場券売場、右側に入口がある。

 ヴィッタラ寺院、博物館と同一日に限り、共通で入場できる。600ルピーでかなり高いが、ヴィッタラ寺院は前日行ったし、博物館はこの日は金曜で休みだし、ここだけで使う。

 左  入場してすぐに見えるのが、クイーンズパレスの基壇。上部はどなんなものか、まったく想像できない。
 
 ロータス・マハル。

 屋根を見るとヒンドゥー、1階のアーチを見るとイスラムと文化の融合が見られる。

 下左  波打つアーチ。

 下右  見張り用の塔。

 

 
 
 
 上  エレファンツ・ステイプル。

 屋根のドームの形が1つ1つ違っているのが面白い。

 イスラム様式の建物で王宮で使う象が飼われていた。

 左  内部。
 
 
 上  博物館。アーチが美しい。出土品が展示されているらしいが、入口は閉ざされていた。

 左  宝物庫。ここも閉ざされていた。

 ザナーナー・エンクロージャーのエリアも広く、入口から一番奥の博物館まで500mほどあった。
 
 
 上左  出口を出てすぐ、屋台があり、飲物を売っていた。レモンを切って絞り、炭酸水を入れるようだ。

 上右  今回は、屋台食は避ける心つもりで旅してきたが、遺跡内ではほかに飲物も売っていなくて、持参した温かくなった水だけなので、思い切って飲んだ。

 左  少し行ったところに出土した石像などの展示場があった。
 
 広大な平地のあちこちに遺構が散らばっているエリア。目立つ建築物がほとんどない。炎天下でもあるので、このエリアを歩く観光客はほとんどいない。

 下  ハリハララヤ・パレス。基壇の部分だけ残っているだけなので、イメージがわかない。
 
 
 見張り塔。

 1階の影の部分で、インド人観光客が食事をしていた。

 下左  モスク。

 下右  モスクの内側。
 
 
 この付近は造幣局跡らしいが、基壇しかないうえ説明の看板もないので、詳しくは不明。リキシャでやってくる客はこの付近へはやってこない。

 下左  柱の跡の石がきれいに並んでいる。何なのかは不明。

 下右  見張りの建物。
 
 
 丘が展望台になっているところがあり、上がってみた。上からは貴族の住居の跡がよく見える。
 
 地下シヴァ寺院。正式名は、プラサンナ・ヴィルバークシャ寺院。

 いまは、上の土がなく、低くなったところに寺院跡が見える。
 
 本殿のある部屋。

 ここまでで8kmくらい歩き続けた。

 下左  もう歩きたくなくなってきたが、流しのリキシャがあるわけでもなく、あと2km歩いてハンピ村に向かった。

 名前がついている巨石。

 下右  あと少し車道を歩く。
 
 
 ナラスィンハ像。

 車道を歩いていると左手に100mほど入ると屋根がないラクシュミー・ナラスィンハ寺院があり、その敷地内にある。独特の顔つきで面白い。

 下左  ナラスィンハ像の右手にあるのがバダヴィング寺院。

 下右  その内部にあるのが、巨大なリンガ。
 
 
 さらに村の方へ、車道を歩くとクリシュナ寺院があった。工事中であったが中には入れた。

 下左  中に入ると中庭があり、そこに本堂があった。

 下右  本堂内。ここも彫刻のある柱が林立している。
 
 
 車道を挟んで、東側にクリシュナ・バザールがある。かなり長い市場。はるか向こうの岩山の上には白い寺院らしきものが見えて、翌日行ってみようとか、その時は思った。

 下左  前日と同じく、この日も9時から15時まで6時間、歩き回った。距離も前日と同じ10qほど。

 遺跡内に食堂がないため、15時過ぎにハンピ村で遅い昼食をとることになった。入ったのは、「マンゴ・ツリー」。

 下右  内部は座敷席になっていて、くつろげた。
 
 
 ベジタブルカレーとチャパティを注文。

 インドに来て以来、カレーはスープ状のものばかりだったが、はじめてドロッとしたカレーに遭遇した。かなり疲れていて、1時間ほど滞在して、ゆっくりいただいた。

 下左  持参したミネラルウォーターを飲み切ったので、飲物はミネラルウォーター。

 下右  16時すぎのバスでホテルに戻った。
 
 
 17時にホテルに戻ったあと、疲れがどっと出て、3時間ほど寝た。

 疲れていて食欲があまりなかったうえ、昼食をとったのが遅かったので、夕食は抜きにした。かわりに、20時ごろ、ホテルにあるバーに行ってみた。

 ホテルにバーが併設されている場合は、客はいったん外に出て、外の入口から入らねばならないところばかり行っていたが、今回はホテルの中から行けた。ただし、バーの表示はなく、中を見てバーだとわかった。
 
 店内。見ていると、客の多くは外から入る入口から入ってきていた。

 下左  キングフィッシャー・ストロング。

 下右  つまみは、豆でカレーソースをかけて食べるようだった。

 1時間ほど滞在して、部屋に戻り、すぐに熟睡。
 

 

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