4  イ ス タ ン ブ ル 3

 

 

イスタンブルでオフ会、再びサバサンド
 この日は今回のトルコ旅行の中でも特別な日なのだ。ネット仲間のshojiさんと丸一日、行動を共にするオフ会だ。

 shojiさんとは個人HPと掲示板の時代からネットでの交流があり、バリ島でもオフ会をしている。

 shojiさんは前日の夕方に到着されていて、この日が実質的に観光初日になるので、旧市街街歩きを提案した。shojiさんは同僚の4人の方とのグループでの旅で、同僚の方々とも一緒に街歩きすることになった。

 8時にshojiさんがお泊りのホテルで合流することになったので、7時の朝食開始とともにレストランに行って、急いで朝食をとった。前日とは少しメニューが変わっていて、好印象だ。
 干しフルーツも含め、デザートもしっかりいただいて、shojiさんお泊りのホテルへ。

 ロビーでshojiさんに再会。バリ島でお会いして以来4年ぶりなのだが、日ごろ、ネットで交流しているので、毎日出会っているかのように話始める。やがて、この日、行動を共にする同僚の皆さんもやってきて、挨拶を交わして、出発。
 
 この日は一日中、旧市街をうろうろする計画だ。タクスィム広場から地下ケーブルでカバタシュに行き、路面電車乗り換えて旧市街に向かう。

 この地下ケーブルは前日も乗っているのだが、新たな発見があった。車体の窓枠が床とは平行じゃなく、斜めにつけてるのだ。写真で入口ドアの上を見ればよくわかる。
 
 カバタシュでは、地下ケーブルから路面電車の駅のホームまで連絡通路があって便利だった。

 地下ケーブルと延長された路面電車でタクスィム広場と旧市街の連絡も便利になったものだ。

 車両は何種類かあるようだったが、これが一番新しい感じだった。
 
 車内。起点駅なので、まだ誰も乗っていない。
 15分ほど乗って、スルタンアメフットで下車。旧市街のみどころは15年前の旅行時に一通り回っているので、この日回るころは全部2度目になる。

 下車すると、すぐ先にアヤソフィアがある。9時の開場前だったのだが、すでに行列ができていたので並んだ。

 
 
 ここはビザンツ建築の最高傑作だといわれる。ということは、元来はキリスト教会なのだ。4世紀にコンスタンティヌス1世によって建てられ、ギリシャ正教会の大本山になった。15世紀のコンスタンティノープル陥落後は、イスラムのモスクになったが、いまは現役のモスクではなく、博物館だ。

 ドームの下は、とても広い空間で、電飾があちこちにあって美しい。
 
 
  上左  モスク時代に使われた説教台と上がるための階段。

 上右  キリスト教会時代の壁画。モスク時代には塗り込められていたのが、はがされて見られるようになっている。

 左  2階部分。1階を見下ろしたり、キリスト教会時代の壁画をみた。
 
 1階から2階など上部を見る。円形のアラビア語の盤がかかっている。近くで見ると、直径5mくらいあってとても大きい。

 下左  円盤を正面から撮影。何が書いているのだろうか。

 下右  一部が修復された壁画。
 
 
 
 上左  続いて向かったのはトプカプ宮殿。

 15世紀から20世紀初めまでオスマントルコのスルタンの居城であった。

 上右  中に入ってまず行ったのは、スルタンの調理場。煙突が調理場らしい感じ。内部は磁器のコレクションの展示。

 左  ハレムの隣の宦官の部屋へ。宦官といえば中国を思い浮かべるが、トルコにもあったのか。部屋は豪華で、その権勢ぶりが想像できる。
 
  ハレムに入る。どの部屋に行っても青を基調にしたタイルで覆われている。
 
 皇帝の間。特に立派な造りになっていて、他の部屋より広かった。
 ハレムの装飾は素晴らしく、部屋ごとに違っているので飽きることはない。

 下左  テラスに出る。

 下右  金角湾を隔てて新市街側を見る。ガラタ塔が目立っている。

 宝物館は入場せず、トプカプをあとにした。大勢での観光だが、移動時にはshojiさんとお話続けることができた。
 
 
 
 トプカプ宮殿を出て、海岸沿いまでやってきた。向かいにはガラタ塔のある新市街が見える。

 下左  ガラタ橋のたもとのボートではサバサンドを売っていた。

 下右  右側が飲物。左側はサバサンドにふりかけるレモン汁。
 
 前日に引き続いて、昼食はサバサンド。

 前日に魚市場で食べたものは完ぺきに骨抜きができていたが、こちらは少し骨が残っていた。それでも15年前に食べたときには骨が多くて食べにくかったのだが、それに比べると格段に骨が抜かれている。

 
 
 ガラタ橋の南のたもとに浮かぶサバサンドを売るボート。
イスタンブルでオフ会午後の部
 
 上左  午後はまず地下宮殿へ。

 上右  地下に下りると大きな空間に柱が並んでいる。

 左  奥行き140m、幅70mあり、中間まで行って振り返ったところ。柱が整然と並んでいる。歩道の下には水が流れている。
 
 一番奥にはメドゥーサがさかさまになって、柱の土台になっている。

 下左  メドゥーサが横向きになって、柱の土台になっているものも。2つとも1980年代に下の土がとりのぞかれて発見された。

 下右  出口。入口とはかなり離れたところに出てくる。

 ここは宮殿の名がついているが、ローマ帝国時代の貯水池。
 
 スルタンアメフット・ジャーミー。通称ブルーモスク。

 ミナレットが6本あるらしいが、写真では2本しか写ってない。巨大なドームの周りに多数の小さなドームがある。

 17世紀にスルタンアメフットがつくらせたもの。
 
 
 上左  靴を脱いで上がると、ものすごい観光客であふれていた。

 上右  観光客立入禁止の柵があり、その向こうのお祈りスペースはガラガラ。

 左  大ドームの下。この右手には広いスペースがあるのだが、工事中だった。
 
 一休みしようということになって、スルタンアメフット・ジャーミー近くのカフェに入った。

 下左  エフェスビールでのどをうるおす。

 下右  水たばこを試してみようとなった。6人で1セットだけ注文。いろいろな味があって、甘そうな感じのものにした。
 
 
 初体験の水たばこ。回し飲みするためパイプを口に入れる部分だけは、人数分もってきてくれた。

 煙を吐き出すとき、紙巻きたばことは違う味を感じる。まったく苦くはない。紙巻きたばこではむせてしまうのだが、むせることもない。

 1人では体験できなかったことを試せてよかった。
 
 グランドバザールへ。屋根付きの市場としては、中東で最大級。前日に行ったエジプシャン・バザールとは比べものにならない。

 写真は入口。入口は小さのだが、中はとても広く、入口の数も多いので、最後にこの入口から出るのに苦労した。
 
 バザール内には通路が縦横に走るが、ここはメインストリート。ものすごい人の波。

 下左  香辛料の店。

 下右  カバン屋。
 
 
  陶器の店。色鮮やかなものが並べられている。

 下左  水たばこ用品の店。

 下右  バザールの中心にあった水道。
 
 
 グランドバザールの近くで夕食。入ったのは、アンタクヤレストラン。写っている人物は通りかかった人。

 下左・下右  6人で赤ワインを4本開けた。そのうちの2本。
 
 
  魚料理盛り合わせ。

 6人で魚料理と肉料理の大皿を1皿づつとった。
 
 肉料理盛り合わせ。
 
 上左  大きき膨れたパン。アツアツなのだが、冷めるとぺしゃんこになった。

 上右  パスタ。

 左  ピザ。

 下左  別の客が注文した料理なのだが、肉に火をつけるデモンストレーションをしていた。

 下右  最後にチャイ。2時間以上かけての夕食も終了。
 
 
 路面電車で1駅だけ乗車。ラーレリ駅へ。

 下左  前日も利用した地下鉄のヴェネシレル駅へ。

 下右  タクスィム駅まで乗車。

 タクスィム広場でshojiさんと同僚の方々と別れ、丸1日のオフ会終了し、ホテルに戻った。
 




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