8  レトゥーン、クサントス、パタラ

 

 

レトゥーン遺跡
  この日はフェティエから日帰りで、レトゥーン、クサントス、パタラの3遺跡を訪問する。フェティエからは50〜60km離れていて、ローカルのバスやドルムシュ(バンのこと)を乗継ぎ、徒歩の区間もあるので、3ヶ所とも行って帰れるか不安なままの出発だ。

 7時からの朝食開始とともにレストランへ。
 
 選んだ朝食。

 アンタルヤのホテルと同じく、オリーブが何種類もあったのが珍しかったっが、オリーブの品種の違いは知らないので、適当に皿に入れた。
 
 フルーツとコーヒー(チャイのカップに入っているけれども)。
 
 ホテルからオトガルへ向かう途中にドルムシュのターミナルがある。レトゥーンへ行く際に乗るクムルオヴァ行きの乗場も前日に岩窟墓に行ったときに確認してある。30分に1便程度あるようだ。
 
 9時10分ごろ出発のクムルオヴァ行きのドルムシュ。

 下左  幹線道路からはずれて村の中を回ったりするので時間がかかる。途中、30分ほど雨に降られたが、下車するころにはやんでいたので助かった。

 下右  10時30分ごろ、下車した、レトゥーンへの入口。帰りもここから乗車すればよいことを確認。25TL(約450円)。
 
 
 
  上左  遺跡までは歩いて30分ほど。道の両側は畑やビニールハウス。

 上右  遺跡の入口に到着。

 左  円形劇場。ガイドブックでは保存状態がかなりよいとなっているが、かなり荒れていた。
 
 神殿。柱が3本残っているだけ。
 
 住居跡だろうか。何であるのか想像力が働かないくらい荒れている。柱の残骸などが散らばったままになっていたりと、整備もすすんでいない。
 
 住居跡の一角には床のモザイク画が残されていた。
 
 楽器や弓のモザイク画は他の遺跡では見たことがなく、珍しい。

 下左  柱の残骸は並べられていた。

 下右  30分かけてドルムシュの下車地点まで戻り、さらに30分ほど待って帰りのドルムシュに乗った。クサントスと告げて乗車。
 
 
クサントス遺跡
 
 上左  10分ほど乗って、クサントスへの道が分岐しているところで下車。5TL。写真で1qとあるが、街まで1qほどだが、さらに遺跡まで1km。

 上右  クサントスの街の中心。遺跡は坂道を1kmほど上がったところにある。

 左  最初に円形劇場がある。円形劇場は入場券を買う手前にあり、自由に見られる。
 
 円形劇場を一周。客席の上部から舞台側を見た様子。ここは舞台が周囲の地表より低い。

 写真の右上に旗が見えるところが入場券売場。
 
 円形劇場の上部には塔の形をした三角屋根の墓がある。

 クサントスは古代国家リキヤの首都。その後、ローマ領になり、遺跡の多くはローマ時代のもの。
 
 
 上左  入場券売場。

 上右  円形劇場と反対側に石畳がある。もともと列柱があったが、崩れた柱が道の端に並べてあった。

 左  ビザンツ時代の住居跡。
 
 ビザンツ時代の教会跡。

  クサントス遺跡を出て、街に出たのは14時すぎ。パタラに向かうバス乗場を探したが、見つからなかった。(実は、すぐそばにいたのだが、気づかなかった、)

 
パタラ遺跡
 仕方なく、幹線道路との合流点まで3kmほど歩いた。バス停があり、ここからパタラに向かうバスに乗れると考えて、しばらく待った。(クサントスのオトガルに気づいていれば歩く必要なかったのだが。)
 
  しばらく待ち15時ごろのカシュ行きのバスに乗った。自分が歩いてきた方向からやってきたのでクサントスなのだろう。パタラまで10TL。

 下左  車内。十数人乗りの小型バスだ。

 下右  パタラへの分岐点(パタラ入口)で下車。停車していたパタラ行きのドルムシュに乗るよう言われた。セルビス代わりに定期のドルムシュが使われているようだ。乗り換えたドルムシュは無料だった。数分でパタラに到着。

 
 
 
 
 
 
 
 
  上左  パタラの中心部から遺跡へは2kmほど歩く。さらにその先にはパタラビーチがある。

 上右  遺跡の料金所があった。ビーチに向かう車もここを通るので遺跡の入場券を買う必要がある。

 左  凱旋門。
 
  神殿。崩れていて何なのかよくわからない状態になっている。
 
 近年、修復された小劇場。最近できたような建物だったので、何かと思い入ってみた。
 
 修復された小劇場。
 
 こちらは大劇場。
 
 列柱の並ぶ石畳。
 
 列柱通りの先端部には水がたまっていた。水面に映る列柱が印象的。

 500mほど歩けばパタラビーチなので、時間があれば行きたかったが、すでに17時をすぎていたので、ここで切り上げることにした。

 
 
 
 
 上左  遺跡からパタラの中心部へ向かう道。

 上右  パタラからカシュ行きのドルムシュ。クサントスに向かうことを告げたが、この車の運賃5TLが必要。セルビス扱いじゃなかったのだが、どんなルールなのか不明。

 左  クサントスまで乗ったバス。
 
 
 
 
 上左  バスが着いたのはクサントスのオトガル。クサントスからパタラに向かうときも、ここから乗車すれば、歩かずにすんだのだ。気づかなかったのは、ほんの50mほどだが、レトゥーン寄りだったため。それでも、レトゥーンからやてきたときには、この前を通ったのだが、地味なため気づかなかった。

 上右  しばらく時間待ちがあり、近くをうろうろ。見たことがない缶のファンタを飲んで休んだ。

 左  18時30分発のフェティエ行きのバス。
 
 50分ほどでフェティエのオトガルに到着。幹線道路を途中の停車がほとんどなしで走ったので、行きのドルムシュよりもはるかに早かった。運賃は40TLでドルムシュより高かった。
 
 繁華街のアーケードを歩いた。

 下左  海岸に面したレストランで夕食。

 下右  エフェスビール。
 
 
 
 
 イカのグリル。

 下左  パン。

 この日は昼食を食べずに合計12km歩き回ったので、普通のパンなのだが、とても美味しく感じた。

 下右  港のそばの公園にて。
 
 
 
 
 
 
 
 上左  ホテルのそばのカフェへ。

 上右  チャイ。

 左  ストロベリーケーキ。

 ホテルに戻ると22時。8時から動き回った1日を終えた。




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