10  アフロディスィアス

 

 

アフロディスィアスへ
  デニズリのホテルで朝食をとり、すぐそばのオトガルから8時30分のイズミル行きのバスに乗って、9時50分にナーズィルリで下車。(朝食からナーズィルリ到着までの写真はうまく撮影できていなかったのでなし。)

 ナーズィルリのオトガルにはドルムシュのターミナルもあり、10時すぎのカラジャス行きに乗車。
 
  上左  このドルムシュは、普通なら1人席がある側がロングシートになっていた。カラジャスで乗り換えた車も同じ。

 上右  カラジャスのオトガル。アタエイミル行きに乗り換え。

 左  アフロディスィアス遺跡の入口は幹線道路から500mほど入ったところにあるが、立ち寄ってくれた。常時ではなく、たまたま乗った車でドライバーが便宜をはかってくれたようだ。11時30分着で、デニズリから3時間かかった。

 ここで入場券を買って遺跡内に入った。
 
 
 上左  最初に博物館に入った。この遺跡の出土品が展示されている。

 工事中で閉鎖されている部屋もあった。

 上右  皇帝崇拝のための神殿のセバスティオンにあったレリーフが部屋全体に展示されている。

 左  ”青い馬”と言われ、青味がかった灰色の大理石で作られた像。
 
 遺跡見学の前に、カフェで昼食をとっていくことにした。
 
 ツナサンドとコカ・コーラ。サンドイッチは温めてくれた。
 
 最初に見学したのは、皇帝崇拝の神殿であるセバスティオン。

 中庭を取り囲んで柱だけが残っているが、もともとは3階建ての柱廊があった。一部だけ残っている。先ほど博物館で見たのは柱廊の2階と3階の部分のレリーフ。
 
 セバスティオンを少し高い位置から撮影。奥行は90mある。左手の方に、一部だけ残っている3階建ての柱廊が写っている。
 
 3階建ての柱廊の残っている部分。こんな感じで中庭を取り囲んでいた。
 
 テトラピロン。四面門。もっとも側面はそこが入口なのかよくわからなかった。よく見ると、四隅に4本の柱があり、屋根を支えていることがわかる。側面にも屋根の装飾があったのだろう。

 このあと向かうアフロディーテ神殿にいたる門。散在する破片を使って、近年、修復して建てられたもの。
 
  アフロディーテ神殿。

 柱が多く残っている。

 高さ3mのアフロディーテ像が発掘され、博物館にあるというが、博物館では見かけなかったので、工事中で閉鎖されていた部屋にあったのかもしれない。
 
 神殿のど真中であった場所より撮影。柱しか残っていないので、想像力がなかなか働かないが、かつては神殿の中だったところに立っているのだ。
 
 セバスティオン、テトタピロン、アフロディーテ神殿と素晴らしいところを回ってきたが、アフロディスィアス遺跡を代表する遺跡と言われれば競技場だ。競技場としては保存状態がとてもよい。

 長さ262m、幅59mでやや細長い感じがする。一番奥は写真の右上。

 白く囲まれているのは、石を保護するためのカバー。石で囲まれた部分で動物を闘わせたという。
 
 競技の行われるフィールドまで下りて撮影。左上が一番奥。
 
 客席の一番上を歩いて一番奥まで行ってみた。右上が、最初に入ったあたり。

 このあたりで30分ほど休んだ。
 
 フィールドの中を歩いて入ってきたところへ戻った。
 
 議事堂。

 小劇場のような感じだが、議事堂ということになっている。
 
 ハドリアヌスの浴場。

 ここはかなり崩れていて、保存状態がよくなかった。
 
 円形劇場。

 上部まで昔の姿で残っていた。ただ、石の色から見て近年修復されたことがわかる部分もあった。
 
 各所で修復が行われていた。

 とても素晴らしい遺跡だったが、観光客は少なかった。エフェス遺跡やパムッカレとは比較にならない静けさだった。交通が不便なためだ。でも、訪問してよかった。

 15時すぎに見学が終わったので、競技場での休憩30分も入れて、3時間ほどの見学だった。
 
 
 上左  幹線道路に面した駐車場と遺跡の間を結ぶ乗物にトラクターがあることがガイドブックでわかっていた。行きは、ドルムシュが遺跡入口によってくれたが、帰りは幹線道路まで出なければならない。それで、トラクターに乗車。

 上右  トラクターそのものじゃなく、トラクターがけん引する車両に乗るのだ。すでにほとんどの客は帰ったようで、しばらく待って1人だったが運んでくれた。

 左  下車地点のそばにバス停があり、時刻表を見て愕然。そのとき15時30分ごろだっが、毎時35分にあって、15時35分だけないじゃないか。
 
 1時間待たねばならくなり、落胆していた。

 ところが、15時40分ごろにカラジャス行きのドルムシュがやってきた。なんとラッキー。15時35分もあって、それが少し遅れていたようだ。
 
 カラジャスでナーズィルリ行きのドルムシュに乗り換え。
 
 ナーズィルリには17時すぎに着いたのだが、デニズリ行きが、直近のバスもその次のバスも満席ということで18時のバスになってしまった。

 ナーズィルリは、バスの起終点でなく、途中のバス停なので、乗りにくいようだ。
 
 そのかわり、バスに乗ってびっくりしたのは、1人席と2人席の3列シートだったこと。1人席が割り当てられていてよかった。席の幅は広いし、前後の間隔も広くて、遠慮することなくリクライニングも使えた。

 19時30分にデニズリに到着。バスはアンタルヤ行きで、到着は23時ごろなのだろう。
 
 オトガルを出て、ホテル近くの「メシュール・デニズリ・ケバプシ」へ。
 
 店の入口で調理している。そのそばを通って中へ。

 この店は、ラムのケバブだけの店。
 
 
 上左  店内。

 上右  水とアイラン(味がついていない飲むヨーグルト)。これは無料で、黙っていても運ばれる。

 左  ケバブ。
 
 肉が見えるように、ラバッシュを動かして撮影。

 青唐辛子が写っているが、これがとてつもなく辛い。

 下左  トマト。これは付け合わせ。

 下右  チャイ。食後にチャイを出されるが、これも黙っていても運ばれ、無料。全部で38TL(約720円)で、とても安い。
 



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