12 ミレトス、ディディム、プリエネ
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ミレトス |
この日は、ミレトス、ディディム、プリエネの3遺跡を回る予定。セルチュクから、まずクシャダスに行き、さらにソケに行き、ソケが拠点になる。ドルムシュが走っているか不明な区間もあって、果たして3つとも回れるか不明のまま出発した。 宿の朝食は8時30分からと遅く、早朝からの出発の場合は食べられない。7時に宿を出発し、10分でセルチュクのオトガルに到着。 |
クシャダス行きのドルムシュが停車中で、すぐに出発すると言われ乗車。7時15分発。 |
7時45分、クシャダスのオトガルに到着。 下左 ソケ行きのドルムシュが止まっていたので、発車時刻を尋ねると8時15分発とのこと。 下右 オトガル内のカフェで朝食を急いで食べていくことにした。 |
すぐに食べられるパンとチャイにした。 ケースの中のパンを指さして注文。セルフだと思っていたら、座って待てみたいな感じ。チャイとともに運ばれてきたパンは、少し温められていた。いいサービスだ。急いで食べた。 |
ソケには8時50分に到着。ソケのオトガルは少し大きい。 ソケからは、ディディム行きのバスとプリエネ行きのドルムシュが出ていることはすぐにわかった。 ミレトスはガイドブックでは、”ドルムシュはあるけれども本数が極端に少ない”と書いてあり、ドライバーや案内人に尋ねて回った。本数が少ないのじゃなく、まったく運行されていないということがわかった。ディディム行きのバスを途中で下りて歩かねばならないようだ。 |
プリエネ行きのドルムシュは1時間ごと、ディディム行きのバスは30分ごとにあるようだ。 回る順番は迷ったが、長く歩かねばならず、また、一番行きたい遺跡であるミレトスに行き、そのあとディディム。ソケに戻って、最後に、プリエネに行ってみることにした。 9時15分発のディディム行きのバスに乗車。 |
上左 客は数人で、ドルムシュでも十分な感じだ。バスであるのが不思議。 上右 延々と直線道路を走る。 左 ドライバ―にミレトスに行くことを伝えていたら、下されたところ。10時5分で50分乗車した。ミレトスまで5lkmのようだ。 |
上左 ミレトスに向かう道。忘れたころに車が通るが、あまり行き来がない道だ。でも、炎天下の道を歩くのはつらい。 3kmほど歩いたところで地元民の車に乗せてもらえて、1kmほどだけ歩かずにすんだ。 上右 右手に遺跡らしいものが見えてきて、ほっとした。 左 発掘物などを展示するミレトス博物館に入る。この付近には少し民家があり、バスを下車したところの標識のミレトス5kmとは、この付近までの距離のようだ。 |
小さな博物館で20分ほどで見終わった。 |
博物館から1kmほど歩いて遺跡に入る。11時30分から遺跡観光開始。 ミレトスは古代ギリシャの植民都市で、ローマ遺跡ではない。一時は、ギリシャ本土のアテネよりも大きな都市になり、イオニア自然哲学が発展したことで有名。そんなわけで、3遺跡の中では特に行きたかったのだ。 遺跡エリアの入口にあったのは大劇場。 |
大劇場の上部まで上ってみた。 |
大劇場を出た後、遺跡の中心部に向かったのだが、きちんとした案内図や順路標識が整備されていない。遺跡の保存状態もあまりよくない。 この付近はアゴラであったようだ。建物の破片が散らばっている。 |
ローマ時代の浴場跡。これだけしか残っていないとなると、ローマ浴場の大きな建物を想像するのは難しい。 |
教会の跡。ローマ時代より後のものだろうか。 この付近までやってくる観光客はほとんどいない。視界に他の客の姿が入らない時間が長い。 下左 この付近はニンフ神殿があったという。 下右 浴場らしい。 |
池に面した神殿風の建物。ミレトスで一番印象的だった。 |
神殿風の建物から見た池。 建物と池を合わせて撮影できないか考えたが、沼地のような足場に悪いところを通らねばならなくてあきらめた。 大劇場以外は、あまりにも残っている部分が少なくて、わかりにくい遺跡だったが、古代都市へ行くことができてよかった。 遺跡を見終わって、バス停への道を引き返し始めたのは13時前、バス停に戻ったの14時20分。1時間ほど炎天下の道を歩いた。 |
ディディムとプリエネ |
上左 ミレトスに行くために下りたバス停で、同じ系統のバスを待つ。ラッキーなことに、5分ほど待つとバスがきた。途中、海の見える区間もあった。 上右 ドライバーにアポロンに行くと伝えていたら、20分ほど乗って、ディディムの少し手前で下ろされた。指さされた方向を見るとアポロン神殿らしきものが見えたので、迷わずに行けた。 左 15時過ぎにアポロン神殿に到着。ディディム遺跡といっても、公開されて、一般的な観光地になっているのは、ここだけだ。 現在残っている完全な石柱は3本だけだが、根元の部分だけ残っている石柱は数多くあり、その密度が高く、石柱がぎっしりと林立していたようだ。 |
アポロン神殿は、石柱が林立していた玄関に当たる部分を通り抜けると、階段を下り、神殿の中心部は地下のような場所にあった。 下左 根元だけ残された石柱群。 下右 遺跡の入口近くに展示されていたメドゥーサ。神殿の上部に掲げられていたようだ。 |
アポロン神殿は、20分ほどで見学し終わり、下車したバス停に戻った。、またまたラッキーなことにソケ行きのバスが数分後にやってきた。 ソケに戻ったのは16時20分。なんとかプリエネも行けそうだ。 |
プリエネ行きのドルムシュが止まっていたので、ドライバ―らしき人に時刻を聞いた。出発は17時だという。さらに、プリエネで折り返しの最終便は18時だという。 となれば、プリエネでの滞在時間は30分。しかもバス停から遺跡までは10分弱かかりそうなので、遺跡の滞在時間は10分強となる。それでも行ってみることにした。 |
上左 30分でプリエネ着。写真で左手にバス停がある。遺跡に向かう坂道が伸びている。ここを小走りして遺跡に向かった。 上右 料金所で入場料を払うと、さらに傾斜が急な山道になり、遺跡の中心部まで数分要した。 左 向かったのは小劇場。ここは保存状態がよかった。 |
ここの劇場の特徴は、身分の高い人が使ったひじ掛け付きの椅子が残されていること。観客席の最下部に3つあった。 |
アテナ神殿。石柱が5本残っているだけだが、写真の左の部分も神殿であったようだ。 ここを見ると、すでに17時50分。大急ぎで坂道を下ってバス停に向かう。なんとか出発の18時の2分前にバスに乗れ、やれやれだった。 |
上左 プリエネ18時発のソケ行きドルムシュ最終便。 上右 ソケ19時発のクシャダス行きドルムシュ。 左 クシャダスでは接続がよく、19時45分発のセルチュク行きドルムシュに乗れた。 セルチュクには20時15分着。13時間で3遺跡を訪問、12q歩いた。3遺跡回れるかどうかわかならいまま出発したが、何とか回れてよかった。 |
上左 セルチュクのレストランへ。 上右 ビールはドイツのトゥボルグ。 左 2日連続になったサルディンのフライ。 下左 ピラフ。トルコでは米はたいていピラフとpして出される。 下右 パン。 |
上左 テーブル周辺には数匹の猫がいた。 上右 1匹の猫が椅子に乗って、テーブルに顔を出した。 左 そしてテーブルに上ってきたので、追っ払った。こんなのは初体験だ。 |
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