14  イ ス タ ン ブ ル 5

 

 

旧市街のみどころ落穂ひろい
 朝食。品数はそこそこある。イスタンブルに最初に到着したときの宿に比べると、やや物足りないが、宿泊費の差だと考えれば納得いく。

 下左  デザートはみかんと干しフルーツ。

 下右  食事場所がちょっと雰囲気に欠ける感があったが、許容範囲。
 
 
 
 タクシム駅から地下ケーブルでカバタシュへ向かう。

 ホームに建設当時の写真の展示コーナーがあった。道路を掘りぬいて工事したようだ。
 
 カバタシュで路面電車に乗継ぎ。

 この日は午前中、旧市街の観光地の落穂ひろい。トルコ到着後イスタンブルで滞在したが、その際、旧市街の主な観光地を回ったものの、回り切れなかったところもあり、午前中に回ることにした。
 
 
 上左  ギュルハネで下車。

 上右  トプカプ宮殿に隣接した考古学博物館へ。

 左  アレキサンダー大王の石棺。レバノンのシドンで発見された石棺で、アレキサンダー大王のものと断定されていないが、大きさや彫刻から推定されている。
 
 
 上左  かなり薄っぺらな石棺。

 上右  建物全体を移築したものがあって、その壁の彫刻。男女の愛の営みが大胆に表現されていて驚いた。

 左  その建物の床のモザイク。
 
 
 上左  博物館内にある装飾タイル博物館。入口もタイルで覆われている。内部の壁もタイルで覆われている。

 上右  イズニックの陶器の一品。

 左  博物館内の古代東方博物館に入る。見ごたえがあったのが、タイルで作られたライオンの壁画。
 
 ライオンの壁画は白に入場する道の両側にあったようだ。

 下左  ジェルファー神学校。その入口。

 下右  神学校の建物を利用して、工芸品の体験などを行う施設ができている。
 
 
 
 
 いくつかの工芸品の制作が公開されていた。

 下左  アヤソフィアの入口近くにコーンの屋台が出ていた。3TL。

 下右  塩ゆでコーンを1本買った。
 
 
 
 
 スルタンアメフット1世廟。スルタンアメフット・ジャーミィのすぐ北側にある墓所。一族の墓が並べられている。
 
 ヒッポドローム。ローマ時代の競技場跡。確かに、そんな形をした広場だ。

 下左  ピッポドロームには3本のオベリスクが建っている。そのうちの1本。

 下右  路面電車のチェンベルリタシュ駅に隣接して建つモニュメント。
 
 
 
ボスポラス海峡を橋で渡る、トルコ最後の夕食
 路面電車でシルケジ下車。路面電車を下車するとすぐ前に現在の駅舎があるが、少し離れた、かつてのシルケジ駅舎に向かった。

 かつてトルコ国鉄のヨーロッパ側の終着駅で、1977年まで「オリエント急行」の起点・終着だった。(「オリエント急行」は、その後も、パリ・ウィーン,さらにストラスブール・ウィーンに短縮されて2009年まで存続した。)
 
 かつての正面玄関。
 
 玄関ホール。
 
 2013年に、アジア側とヨーロッパ側の国鉄線を、ボスポラス海峡の地下トンネルで結んだ、近郊電車「マルマライ」が営業開始。このホームも使われなくなった。

 マルマライの電車の留置線として使われていた。
 
 地下にあるマルマライのシルケジ駅へ。

 すぐにやってきた電車で1駅だけ乗車し、ボスポラス海峡を通過し、ユスキュダルで下車。

 下  ユスキュダル下車後、海岸へ。前日には夜景を見たが、昼間の景色はこんな感じ。
 
 
 
 
 
  上左  前日にも入ったレストランで昼食。前日は、ハムシタバを食べたので、ハムシエキメッキ(アンチョビーサンド)を食べたくてやってきた。

 焼いたハムシをはさむのかと思ったが、そうじゃなく、ハムシタバのサンドだった。ハムシタバの量は、一品料理のハムシタバの半分くらい。

 上右  飲物はファンタ。

 左  ハムシエキメッキを拡大。
 
 食後は、地下鉄5号線に乗車。
 
 車内。
 
 アルトゥニサーテで下車し、メトロバス乗場へ。

 メトロバスは、幹線道路の真ん中に設置された専用レーンを走るバス。かなり早く、本数も多い。

 下左  やってきたバスに乗車。

 下右  車内。
 
 
 
 
 
 
 
 上左  7月15日殉教者の橋(旧名ボスポラス海峡大橋)に向かう。

 ところが、電車の架線が見えてき手乗り間違いに気づいた。マルマライと乗り継ぐスユトリュチェシメのようだ。

 トルコの車は右側通行だ。ところが、メトロバスは左側通行なのだ。専用レーンを走るので。どちら側を走っても、問題はなさそうだ。でも、このせいで、方角を間違ってしまい、逆方向のメトロバスに乗ってしまった。

 上右  メトロバスの起点・終点なので多くのバスが止まっていた。1本見送ったのだが、そぐに次のバスがやてってきた。1分間隔で走っている。

 左  逆向けのメトロバスに乗車し、橋のたもとで下車。橋の様子がわかる。車の通行量はとても多い。歩けるなら歩いて渡りたかったが、徒歩で橋を渡ることはできない。
 
  メトロバスを下車した後、20分ほど歩いて、橋のたもとに到着した。

 このあと、橋の直下にあるベイレルベイ宮殿に向かう。ところが、入口はこちら側ではなく、橋の向こう側だった。しかも橋の向こう側に行くためには、再び、メトロバスを下りて歩いてきた道を戻り、大迂回が必要。バスに乗車して、5本ほどで、橋の反対側にある宮殿の入口の前のバス停に到着。
 
 宮殿内は、時間を決めて、グループで入れて、行ったあとは自由に見学する仕組みだった。

 次の見学まで、30分ほど時間があったので、先に橋の下などに行った。

 宮殿の内部は撮影禁止だった。
 
 宮殿の敷地を橋が通っている。庭から橋をは舐める。
 
 宮殿の入口からバスに2、3分乗り、橋のたもとのメトロバスのバス停近くで下車。

 メトロバスのホームに入るには自動改札を通らねばならず、地下鉄や路面電車と同じ仕組みだ。
 
 メトロバスはすぐにやってきた。ボスポラス海峡を渡る。写真の右下に、今行ったばかりのベイレルベイ宮殿が写っている。
 
  橋の部分だけは、バスレーンが橋の両側にあり、いつのまにか右側通行になっていた。

 下左  橋を渡ったところで地下鉄2号線に乗り継ぐ。タクシムは3駅目。

 下右  地下鉄に乗っている間に日没があったようだ。イスティクラル通りを歩き、魚市場にやってきた。大混雑。
 
 
 
 
 一軒のレストランに入ってみた。「カラマールレストラン」と、魚料理の店とすぐにわかる。

 隣が、同じ経営の魚屋で、そちらで魚を選んで調理する仕組みだった。

 下左  この日はトルコで最後の夕食なるので、750ml入りの白ワインを1本とってみた。

 下右  氷水の入ったバケツで冷やしてくれた。
 
 
 
 
 
 
 
 上左  前菜は、タコのカルパッチョとポテトサラダ。

 上右  パン。

 左  魚のグリル。かなり大きく、ワインを飲みつつ、1時間ほどかけていただいた。
 
 スイカはサービスで出された。
 
 店内の様子。
 
 イスティクラル通りを歩いてホテルに戻る途中、MADOというカフェに入った。
 
  ストロベリーケーキ。
 
 チャイ。お菓子がついてきた。

 ホテルに戻り、丸1日観光する最後の日が終わった。




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