東洋と西洋の架け橋といわれるトルコ。夜行バスがとても発達していて、夜のうちに次の目的地に移動しやすい国である。そのため、さまざまなスケジュールが可能なので、旅の計画を出発前に何度も組み替えた。で、できた計画が、西トルコ中心のコース。地図にはない、ボドルムやベルガマ、トロイ、それにアンカラ、サフランボルなどが組み込まれていた。
ところが、トルコに着いてから、どんどん計画が変わっていき、とうとう地図のようなコースになった。東トルコをかなり回り、西トルコの有名どころも押さえるといったものになったが、当初の計画とは似ても似つかぬものだ。
行きたいところを考えながら旅をする、個人旅行ならではの醍醐味ではあるが、日程が限られているとなかなか難しい。トルコでは、そうした醍醐味を味わうことができた。反面、行き当たりばったりの弊害で、黒海沿岸のトラブゾンからエーゲ海沿岸へ23時間、バスに乗る羽目になるとかも経験した。こんなに長いバス旅は、おそらく今後はすることはないだろう。
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